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ゲーム業界

ゲーム業界の離職率が高い8つの理由(リストラ?それとも転職?)

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ゲーム業界の離職率が高い8つの理由(リストラ?それとも転職?)

今となっては子供たちの人気職業となったゲームクリエイターという仕事

そして、大手ゲーム会社になると一部上場企業であり、上場企業としての知名度、安定性、などを求めて入社を希望する人も多いのは事実です。

しかし、一方で、ゲーム業界は非常に離職率が高く転職する人も多い業界です。

厳密には

古くから家庭用ゲームを作ってきたゲーム会社がリストラなどの特別な状況を除くと離職率はそこまで高くないのですが

スマホゲーム会社や、IT企業からスマホゲーム事業を始めたような会社は極めて離職率が高いという現実があります。

なぜ、離職率が高く、多くの人が転職していくのでしょうか?

その理由をお話をします。

これからゲーム業界を目指す人の参考になれば幸いです。

①仕事が肉体的、精神的に辛い(労働環境)

ゲーム業界の仕事は拘束時間も長く、肉体的、精神的にも辛いものがあります。

労働環境は必ずしも良いとは言えません。

 

それでも、以前に比べると大手ゲーム会社においてはコンプライアンス意識が高まる中で労働時間が改善されつつあります。

勤務時間を超過すると人事部から指摘が入るようになったわけです。

また残業自体を認めない風潮も出てきており、労働時間の拘束においてはかなり改善されつつあります。

さらに最近はコロナの影響もあり、一昔前に比べると圧倒的に肉体的な負荷は軽減されました。

その昔は毎日残業続きでしたし、土日はイベント対応などで休みがほとんど取れないこともあったからです。

 

しかし、一方で精神的に辛い状況は変わりません。

 

・売り上げや利益

・スマホゲームの場合はKPIなどの数値目標の達成

・ゲーム開発スケジュールの厳守

 

などといったプレッシャーはゲーム業界においてはかなりあります。

 

平社員でもプレッシャーはかなりのものですが、管理職など上に行けば行くほど、そのプレッシャーは大きくなります。

なぜならゲーム会社を動かしている経営層の多くは

「面白いものを作ろう」<「利益追求」

といった意識に変わってきているからです。

これは企業として上場している故に、仕方ない部分はありますが、面白いものを作るよりも、どうやって利益を出すか?ばかりを考えている経営層も多いのです。

 

会社という形態である以上、これは仕方ないのですが

本来、ゲーム会社で働くということは精神的な苦痛、肉体的な苦痛を超越した

「夢」を追いかけること

だったわけですが、夢よりもお金が重視される現在において、ただ、辛さだけが目立つようになってきた印象は否めません。

この考え方はゲームクリエイターとは真逆であり、ゲーム開発現場と経営層の間で衝突が起こることもあります。

夢を追いかけられない状態は転職のきっかけになります。

②やりたい仕事ができない(モチベーション)

本当にゲームが好きで

本気でゲームが作りたい人にとって、やりたい仕事ができない環境ほど辛いものはありません。

ゲーム開発ができれば、なんでもいいというわけではないのです。

 

世の中には見た目はゲームのような顔をしていて、どこかでみたようなパーツを組み合わせて、キャラクターを入れ替えただけの「お金稼ぎサービス」のようなゲームもたくさん存在します。

このような

「ゲームのようで、ゲームではないもの」

を作らなければならない状況を割り切れる人ならまだしも、本物のゲームクリエイターにとっては耐えられない苦痛です。

ゆえに

自分が作りたいゲームが作れる環境を求めて転職を繰り返す人も多いのです。

③売り上げが安定ぜず、リストラが多い(会社の業績)

ゲーム会社の業績については大きく3つに分けられます。

・業績が安定している会社

・毎年が勝負であり、リストラと背中合わせの危うい会社

・その中間的な会社

 

ゲーム業界はゲームの当たり外れで状況が一変する業界です。倒産寸前の会社でも1本、ゲームがヒットすれば、それから10年以上、食べていけるようになる場合もあります。

このように、一般企業と比べると

極めて不安定であり、安定とはほど遠い業界であるとも言えます

(安定しているゲーム会社もありますが、非常にレアです)

 

ゲーム会社のコストのほとんどは人件費です。

ですから会社の業績が悪化すると人員削減をするわけです。

会社からリストラされる人もいれば、そういった不安定なゲーム会社を脱出して、安定したゲーム会社に移動する人もいます。

よって、これら会社が不安定な状況も転職や離職率が高い原因の一つです。

④コミュ障が多い(人間関係)

ゲーム業界はコミュ障な人が多いです。

これはゲーム会社でも部門によりますが、ゲーム開発部門に限らず、その他の部門でもコミュ障な人が多い傾向にあります。

コミュ障とはコミュニケーション能力が低いシャイな人という意味もありますが、一方で、自分のことだけしか考えていない、自分勝手な人も多いのです。

チームワークとか、そういったものは関係なし

自分のキャリアアップにしか興味がない人も多いのです。

そういった人間関係に嫌気がさしたり、会社の文化に馴染めず転職したり辞めて行く人も多い業界です。

⑤給料が安い

ゲーム会社といえば派手な世界であり、綺麗なオフィスで働いて、給料も高いイメージがあるかもしれませんが、基本的には給料は安めです。

もう少し踏み込んでお話をすると

給料を貰っている人と、貰っていない人の格差が大きい業界です

そして必ずしも、その格差はその人の仕事やスキルと比例しているとは限らないのです。

 

中途採用で入社してきた、よくわからない人が数千万円の給料を貰っていて、全然仕事ができないのに役員待遇で働いているような人もいますし

一方で東大出身の新卒で経営層に気に入られたから高いポジションと高給を貰ったりするケースもあります。

一度会社を辞めたけど、経営層のお気に入りでしばらくしたら役員待遇で戻ってくるような人もいます。

そういった人がゲーム業界の平均年収をあげているわけですが、その一方で、低賃金で働いて、会社を支えている人も多いのです。

これらの格差はゲーム会社によって異なりますが

こんなに優秀な人が、こんなに安い給料で働かされていて

転職したら大幅給料アップしたというケースもザラにあります。

だからこそ、ちょっとでも実績を積んで転職したい、と思う人は後を経たず、その結果、離職率や転職が多いというわけです。

⑥理不尽なことが多い

ゲーム業界で働いていると理不尽なことも多いものです。

これも働いているゲーム会社によって千差万別ですが

正しいことが、必ずしも通るわけではなく

明らかに間違っていることを正しいと思い込みながら仕事をしなければならない場面にも何度も遭遇します。

 

結局、最終判断するのは会社で決裁権を持っている人であり、決裁権を持っている人が無能だったりすると地獄です。

ゲームの目利きや判断ができない決裁権を持った人が事業判断するようなゲーム会社は実際に存在するからです。

以前は目に余るパワハラ、セクハラが横行して時代もありましたが、近年はコンプラの問題もありそれらはかなり解消されつつありますが(それをやってしまうと確実に飛ばされます)

それでも、理不尽なことは多く

理不尽に耐えられず会社を辞めていく人も多い業界です。

⑦ゲーム好きではない、ただのキャリアアップ目的が多い

下記の記事でも書いていますが

ゲーム会社で働いている人が必ずしもゲームが好きでなく、ゲームユーザー目線を持っていない人も多いのです。

ただのキャリアアップの踏み台にしか考えていない人も多く、興醒めするものです。

でもそれって、本気でゲームで世界を変えたい!と思っている人にとっては到底、許せるものではありません。これもゲーム会社によって状況はバラバラですから、より良いゲーム会社を求めて転職を繰り返す人も多いのです。

 

 

⑧ゲーム業界の中なら転職しやすい

ゲーム業界で働いていると

同じ人が色々なゲーム会社をぐるぐる回っていることに気づきます。

1度辞めても出戻ってくる人もいますし、業界内のコネクションを使って別のゲーム会社に転職する人もいます。

むしろ、ゲーム業界で長年働いてきたけど、どこも転職先がない

という人は少ないかもしれません。

転職しやすいから、離職率が高い

というのも原因の一つとなります。

まとめ

もし、この会社でずっと働きたい!

と思えるゲーム会社に出会えたら、あなたは幸せです。

なぜなら、そう思えるゲーム会社は極めて限られており、そう思いながら仕事ができる人はかなりの幸せ者だからです。

でも、そこに辿り着ける人も限られています。

本気でゲームが好きで、ゲームで世界を変えたいなら、最終的には自分で理想的なゲーム会社を作って起業することがおすすめです。

そこに向かって進むべく、転職を重ねて様々な経験とスキルを身につける生き方こそ、ゲーム業界を楽しみ、生き抜くための術かもしれません。

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